遺残卵胞の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
42歳 女性。
漢方で体作りをしながら、IVF(体外受精)を始めました。
初回は移殖に至らず、普通に月経が来ました。
月経周期2日目、卵巣内に27mmの遺残卵胞があることがわかり、7日目に「漢方で消せないか?」との相談をお受けしました。
自然周期では月経が始まると複数の卵胞が成長を始め、そのうちの元気なひとつが「主席卵胞」となり、残りは消えていきます。
薬剤で卵胞の成長を促進すると複数の卵胞が成長し、複数排卵します。
排卵せず卵巣内に残った卵胞が遺残卵胞です。
居座り続けると次の周期に元気な卵胞が育ちにくくなることもあります。
体内の老廃物・病理産物を取り除く働きのあるものと、活血薬をしっかり飲んで頂くことにしました。
服用から4日後、月経周期11日目の朝お電話があり、検査の結果、
「遺残卵胞がきれいに消えていました!」
とのこと。
ある程度時間がかかると思っていたので、4日足らずで消えたのには私たちもびっくり。
その後も月経周期に合わせた薬の飲み分けで、妊娠しやすい体づくりを続けています。
病院ではピルを使って遺残卵胞を消しますが、なかなか消えずに悩む方も少なくありません。
漢方が有効なこともありますので、まずはご相談ください。
TEL:095-883-4300
住所:長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷1170-5